創業明治拾壱年 大磯 井上蒲鉾店

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鴫立庵

鴫立庵

現在は京都の落柿舎、滋賀県の無名庵とともに、日本三大俳諧道場の一つと言われています。
当店でお買い物をされたお客様は鴫立庵の見学の間、当店駐車場にお車を停めて頂いて構いません。
ご利用の際は、店員にその旨を伝えて頂けると幸いです。

営業時間 9時〜16時 休日 年末年始(12/29〜1/3)
料金 大人100円 子供50円 駐車場 なし
電話 0463-61-6926



大磯 井上蒲鉾店から徒歩2分の所にある鴫立庵です。

瓦葺き屋根

平成20年、屋根の萱葺きを葺き直しました。
現在の鴫立沢は西行法師を記念する為、寛文4年(1664年)に後人が
昔の沢らしい面影が残り、かつ景色の最も優れている場所を選んで
名付けました。小田原の崇雪が石仏の五智如来像を選び、草庵を結び、
鴫立沢の標石を建てたのが鴫立庵の始まりとされています。

円位堂


鴫立庵の入り口の門をくぐると正面に見えるのが円位堂です。
一世、大淀三千風(おおよどみちかぜ)の建てた元禄そのままの建物です。
厚い萱葺の屋根で覆われ、堂内には西行法師の座像が安置されています。
右手手前が鴫立庵室で、奥に俳諧道場があります。

鴫立庵室

門をくぐって右手にある鴫立庵室です。
法虎堂に向かって小さい丘の麓に庵室が並んでいます。
門に接している低い所にある一棟が三千風の建てたもので、
その後改修の手が加えられています。
この庵室は歴代庵主の住まいとして使われていました。


鴫立庵室の隣に、日本三大俳諧道場の一つである鴫立庵の俳諧道場が並んでいます。

俳諧道場         鴫立庵正庵

明和2年(1765年)、三千風が入庵してから約七十年後に、
三世鳥酔が庵の再興時に増築したものと言われています。
増築した十畳間には、「俳諧道場」の扁額がかかり、鴫立庵正庵である事を示しています。
句会、歌会に利用したい方は庵に備え付けの所定申込書に記入し、
庵主の承認を受ければよいことになっております。
現在も毎月俳句会が開かれています。 


円位堂の左側にある円筒形の句碑です。

句碑


芭蕉の四時遺章が書かれています。
「みのむしの 音を聞くによ來よ草の庵」
「日のみちや 葵かたふく 皐月の雨」
「はこねこす 人もあるらし けさの雪」
「春たって また九日 野山哉」


句碑の下段には俳諧師26人の句が記されています。
第一世庵主の大淀三千風、伊賀上野の松尾芭蕉とは生家も近く、
年齢も同世代(三千風は5歳年長)で、同じ俳諧師として交流がありました。
天和二年(1682年)三千風は、構想から8年かけて松島の景観を詠った作品を集めた
この本が、芭蕉の「おくのほそ道」の旅へのきっかけとされています。


大淀三千風の墓碑です。

大淀三千風墓碑


元禄八年(1695年)頃、紀行家と知られ俳諧師としても有名であった
大淀三千風が、鴫立庵を再興して入庵しました。
ちなみに、三千風という名は延宝七年(1679年)仙台にいた時に、
井原西鶴が考えた「矢数俳諧」という、一日の間にどれだけの数の
俳句を詠めるか競う遊びで、3000句(翌日の200を含む)の
大記録を打ち立てた事に由来するそうです。

三千風が来る以前にも崇雪や他の人々が住んでいたようですが、
三千風が苦心経営により初めて庵らしい形にしたので、鴫立庵第一世の庵主として
庵史に記録されています。その後は鳥酔・白雄・葛三など有名な俳諧師が跡を継ぎ、
今日の二十二世庵主まで続いています。

大淀三千風   在庵十三年  宝永四年一月八日没  享年六十九歳


鴫立沢の墓石の裏に「著盡湘南清絶地」と刻まれています。
今から340年程前に崇雪が、「鴫立沢」の標石を建てたと伝えられています。

墓石

ちなみにこの標石はレプリカであり、本物は郷土資料館に保存されています。
崇雪の祖先の地である、中国湖南省の洞庭湖の近くを流れる湘江の南部に、
相模川の西側の大磯近辺の景色が似ていることから、ここを湘南と呼んだのが
起源とされています。今は湘南というと江ノ島・茅ヶ崎・葉山を連想する人が
殆どでしょう。少し前までは、JR東海道線が湘南電車と呼ばれていた様に、
今、西湘と呼ばれている地域が湘南と認知されていましたが、
いつの間にか大磯=西湘のイメージが強くなりました。

墓石


湘南のイメージが大磯から離れてしまっても、
「湘南」という言葉が最初に作られたのは、
ここ「大磯」だということは変わりありません。


正面の円位堂を見て右手に進んだ一段高い丘の上に茶室があり、
その左奥にあるのが観音堂です。

観音堂


十七世時処人に寄進されました。本尊の観世音菩薩は、
中国革命家として名高い孫文の持仏で二千年を経た化石仏です。
堂内の天井や壁画は、朝鮮宮興徳殿の一部を寄進せられたものです。
いずれも増上寺役僧として、布教に従事した十七世時処人の
遺徳を偲ばせるものです。
通常は扉は閉められており中を見る事はできません。


二百坪程の庭園の正面の奥に、海を背に北面して円位堂が建っています。

円位堂


元禄に三千風が建てたままで残っています。
堂は厚い萱葺の屋根で覆われ、堂内には等身大の
西行法師の座像が安置されています。
屋根の萱を葺き直したばかりでとても綺麗です。



円位堂の向かって左に、鴫立沢を背にして法虎堂が建っています。

法虎堂


法虎堂の内側には有髪僧体の虎御前が、
十九歳の時の姿を写した木像が
安置されています。三千風在庵の頃に、
堂も木像も江戸新吉原から寄進せられたと
伝えられています。元禄時代のそのままの遺物です。


崇雪が石仏の五智如来像を運んで、草庵を結んだのが鴫立庵の始まりとされています。
崇雪は相当な「西行」信者だったようで、小田原の「ういろう」の行商をしながら、「西行法師」が詠んだ
「こころなき身にもあはれは知られけり鴫立沢の秋の夕暮れ」の鴫立沢を探し回っていたそうです。

釈迦像 阿弥陀像 大日像 薬師像 宝生像
釈迦像 阿弥陀像 大日像 薬師像 宝生像
    
五智如来像

所々に修復したような痕跡があります。
鴫立庵の丘の上に東面して5体並んでおり、
最初はこれを本尊として西行寺を造ることが
目的だったと言われています。



鴫立庵の観音堂の傍にある松本順の墓碑

松本順墓碑



球体の石に梵字ではなくて漢字で「守」と刻まれています。
功績を称えて大磯町民が建てた墓碑で松本順の墓は妙大寺にあります。

    

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TEL0463-61-0131